高田純次の素が少し分かった本
高田純次のチンケな自伝 適当男が真面目に語った“とんでも人生"
posted with amazlet at 15.10.30
私は結構、この人が好きだ。
何か適当だけど憎めない感じと、空気で人を楽しませることができる数少ないコメディアンだと思う。
この歳まで屈強な芸能界で生き残っているのは何かスキルがあるに違いない。
この本で彼の素が少し見えた。
気になったところをピックアップ。
「オレはいつも思っているんだ。ものごとは考え方ひとつで変わって見える。ってね。」
起こった出来事に良いも悪いもない。
片方から見れば良いことも、違う面から見れば悪いことになる。
ようは、自分の心の持ちようひとつで世の中で生きていくことを楽しくすることができるということ。
かといって、そんなに簡単に気持ちを変えることは難しい。
最近思うのは、自分をリラックス状態に常においておくこと。
頭をからっぽにしておくこと。すごく大事だと思った。
「適当の中に人生あり。」
"適当とはけっこう深い意味があるのではないかと思うね。
オレは人生というのはバランスだと思っている。最終的にはプラス、マイナスゼロニなるということ。"
このことは私も同感だと思う。物事全てにおいてバランスで成り立っている。
でも、アクセルを踏むところ、ブレーキを踏むところのタイミングも私はあると思う。
ここは勝負どころという場面や、何もしなくて良い場面。
そのバランスをしっかり取っていく人がメリハリある人生を作っていくのではないだろうか。